2023/05/29

2023(令和5年)度総会および第110回定例研究会の開催について(2次案内)

自由研究発表・基調講演・パネルディスカッションは、

当日の参加も可能です。

当日、受付にお越しください。

ご不明な点は、直接学会事務局までお問い合わせください。
※送信時は[at]をアットマーク置き換えてください。

E-mail kaseaedu [at] gmail.com

第110回大会ポスター PDFファイル ダウンロード





2023(令和5年)度総会および第110回定例研究会の開催について(2次案内) (2023/5/29) 

いつも学会の活動にご協力賜り誠にありがとうございます。本会では、第110回定例研究会を6月17日(土)に開催いたします。当日は、皆様と研究交流できますことを楽しみにしております。ご参加よろしくお願いいたします。

1 総会・定例研究会の開催 (対面)

2023(令和5)年6月17日(土) 12時45分~17時 

会場:西南学院大学2号館4階


理事会 Ⅱ-405

12時45分~13時15分 総会 Ⅱ-407

※会員の皆様 欠席される方も、Googleフォームでお知らせください。(総会委任状選択あり)


13時30分~14時45分 自由研究発表 

第1会場(1件) Ⅱ-408
スクールリーダーのエージェンシー開発プログラムの探究
千々布敏弥(国立教育政策研究所総括研究官)
概要:本部会では、マイケル・フランらの教育改革事例研究をエージェンシー
の枠組みで再構築し、スクールリーダーが教師集団のエージェンシー発揮に向
けて働きかける際の視点の獲得を目指すワークショップを行う。エージェンシ
ーとは「問題のある状況(構造)に対する自らの対応能力を批判的に形成する
行為者の能力」と定義する。学校の組織文化を含めた構造に無自覚なままに取
り組む技術的思考や実践的思考を脱却し、学校の構造変容につながる批判的思
考を目指す。具体的には学校経営の問題事例(当日配布)に関する考察を、表
層的課題解決に向けた技術的思考と、深層の教育観の掘り下げまで迫る批判的
思考に分けて追究していく。部会参加者は4~5名でグループを編成し、上記
事例協議に取り組んでいただく。このワークショップを通じ、学校管理職や教
育行政官だけでなく校内ミドルリーダーである授業研究ファシリテーターとし
ての資質能力の形成にも寄与できるはずである。

第2会場(2件) Ⅱ-404
司会:金子研太(九州工業大学)
学校経営コンサルテーションの可能性と課題 ―北海道の学校調査を事例に―
〇鄭 修娟(九州産業大学)〇原北祥悟(崇城大学)〇柴田里彩(高知大学)
元兼正浩(九州大学)
概要:本報告では、北海道にて実施した調査結果を踏まえ、学校経営コンサル
テーションというアプローチが教育経営研究においていかなる可能性・課題を
有するものであるのかを分析・考察する。今回の北海道調査(全5校)では、複数
のコンサルタント(研究者)による対話型プロセス・コンサルテーションを試
みた。研究者が生産した理論を提示し、あるべき姿(規範論)を押し付けるので
はなく、当事者(コンサルティ)が自ら組織の課題とその解決策に気づくように
促す、プロセス・コンサルテーションを通じて、「どのような触発により何が
変わるのか」を検討することを目的とする。すなわち、教育実践・経営を複眼
的に捕捉するとともに、コンサルティとの対話の中から学校のリアリティに迫
ることで、研究(者)→実践(者)という一方向的なベクトルに陥りがちな「
関係性」の問い直しを目指す。今回の調査からみえてきた研究(者)と実践(
者)の関係、研究者によるコンサルテーションの有用性/可能性に関する知見
を試論的に示したい。

適正規模・適正配置事業の推進がもたらす学校組織の変容に関する基礎的研究―A教育事務所の人事配置方針の事例分析を通じて―
大竹晋吾(福岡教育大学 教職大学院)
概要:今次の適正規模・適正配置事業の進展に伴い、学校組織の変容が大きく変容してきている。多くの小規模校を抱える都道府県教委(教育事務所等)や市町村教委においては、適正配置の検討を踏まえ、人的・財的・物的リソースを再分配し、新学校設置に向けて事業を主導しなければならない。この点、あまり議論の俎上に上がっていない論点として、教職員の人的リソースの側面の課題がある。本発表では、県教育委員会・教育事務所の動向に焦点をあてて報告を行う。特に、大規模な学校統合を推進した市町村教委を抱える教育事務所に調査を実施し、①市町村間の人事異動、②管理職の人事シミュレーション、③県費負担職員給与推移、④各市町村の事業計画に対応した人事配置方針等について調査を行う。上記の調査結果を踏まえて、適正規模・適正配置事業の推進に伴う、学校組織の在り方について報告したい。

15時00分~15時30分 基調講演 Ⅱ-407

「教育現場を支える学術研究-九州教育経営学会への期待」
 日本教育経営学会長 木岡 一明 

15時40分~17時00分 パネルディスカッション Ⅱ-407

「研究者・指導主事は、学校・教室で何をみる(見る、看る、診る)のか?」
 司 会  元兼 正浩(九州大学) 畑中 大路(長崎大学)

日本教育経営学会会長        木岡 一明 
大阪教育大学教授          田村 知子 
九州大学大学院准教授        木下 寛子 
福岡県教育庁義務教育課主任指導主事 原  クミ